占い師とはどのようなひとか

現代社会は悩みが多い社会とも言われています。その中に昔から確立されている職業の一つに「占い」があります。人間はどうしても未来が予測できないと不安になるらしく、占いで未来を予測してもらうと落ち着く生き物のようです。昔から、卜者(ぼくしゃ)や易者(えきしゃ)とも呼ばれた占い師も存在していたくらいなので、いつの時代にも需要があるのでしょう。それに昔ながらに種類も豊富で「手相」、「人相」、「気象」などがありました。それでいて、当然ながら当たる、当たらないといった不確定な結果がでるものだから「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と呼ばれていました。それでも、人は占いに頼るものだから「裏無い」という言葉が言われるくらいの職業として通用していました。

現代でも様々な種類の占いと、相当数の占い師がいます。資格や認定証などもありませんし、自分で「占い師」と名乗ればそのまま営業も出来るのです。場所も一定ではありません。ビルの一角を借りて時間ごとにいろいろなジャンルで占いをしたり、いまではインターネットや電話などでも占いができるという手軽さです。占う種類のツールとしては、直接目の前で占う自称霊能力者やタロット、占星術などさまざまです。
例えば、自分がある悩みがあった場合には、どのような占いが効果的なのかと考えるのは普通ですが、なにを選べばいいかわからない場合があると思います。そんな時はインターネットで専用のサイトや口コミからまず調べたほうがよいでしょう。「良く当たる」などのうわさは、今ではインターネットにすぐに流れてきます。そこで人気がある占い師を探すと意外と簡単に見つけ出すことが出来ます。ただ、地方より都会のほうが占いをする場所は多い印象です。
占いの結果ですが決して「当たりますか」、「間違いありませんか」などとは聞いてはいけません。当たる確立は高いにしても、絶対はないという思いで占いを受けるほうがいいでしょう。例えば、友達が作れない、結婚ができないなどの相談を占星術師にたずねるとします。占いが終了し、そこから占った結果を元にして、いろいろな結果が見えてきます。
「あなたの今のままでは、未来はこうなりますよ」と言われたとします。そこで「ああ、自分の未来は暗い」とか考えてはいけません。「じゃあ、どうすればより良い未来に変えていけるのか」が本題となり、そこからが道を示してくれるのが、すばらしい占い師ということになるのです。
必ず当たるとかでなく、親身な相談相手となってくれる頼もしい先生というほうがふさわしい気がします。

よい占い師を選ぶ方法とは

占いは、様々な方法や占いを行う人も非常に多いため、自分と合わなかった、満足の行く鑑定が受けられなかった、鑑定方法が違った、など失敗したと感じてしまう場合も少なくありません。失敗しないためには、占い師を選ぶときに十分に下調べをしてから選ぶことが大切です。
占い師と連絡を取る方法には、対面や電話、メールなど様々ですが、まず最初にアプローチする時に、プロフィールを聞きその占い師がどのような人生を送ってきたのか、何を学んできたのか、どのような気持ちで占いをしているのかを知りましょう。雰囲気が暗い、ミステリアスな雰囲気ではなく怪しいという場合は避けたほうがよいでしょう。よい運を持っている占い師は、明るく温かさが感じられ、的確にアドバイスしてくれるのです。

占いをしてもらって悪いことを言われると、占ってもらった人は誰でも不安を抱えてしまうものです。特にメディアなどによく取り上げられている有名な占い師であれば、より不安を感じてしまうでしょう。言われたことは警告とも言えますが、気にし過ぎて心に残ってしまうと逆に悪い方向に進んでしまいます。悪いことを言われた場合は、どうしたら悪くならないか、それを回避できるのかを聞いてみることが大切です。その回避方法が高額な印鑑などを買わなければならないなど、霊感商法のような手段を提案してきたら悪徳な場合があります。持ち物は運勢に影響を与えることもありますが、悪い運は自分の言動で引き寄せてしまうものでもあるので、言動を変えなければ同じことを繰り返してしまいます。安易に占いの結果や開運グッズに頼り過ぎてしまうと人生が振り回されてしまいます。
さらに、占いがとてもよく当たってもその後の気持ちを暗くしたり、不安をあおるような言動をするようであれば信じすぎてはいけません。その人の人生を良くしてあげたい、という思いから厳しい言葉が出ることもありますが、鑑定後は元気が出た、希望が湧いてくる、ということがなければ占ってもらっても無駄になってしまいます。当てることだけにこだわっている人であれば、当たったということだけでそれ以上のメリットはありませんが、幸せになってほしいという思いで占いをしている人であれば、心が温まり喜びがうまれるでしょう。

人間には様々な出来事があって悩みや迷いを抱えてしまいますが、占いはそれらすべてを変えてくれるわけではなく、考え方を変えるサポートをしてくれるものです。未来を良い方向に変えるために、自分を応援してくれる人を選ぶことが大切です。